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初めてのブログ。「Coleman lantern Models L228」には前期型と後期型の2種類が存在した ??

先日、ebayで L228のパーツ取り用にかなり傷んだ228を購入しました。 この228にはL228と同じバルブステムが使用されていてステム先端部にはニードル用の穴にネジが切られていました。 タンクには8の10の刻印。 しかし、ジェネレーターはかなり使い込まれたR55が搭載されていて、外見上は228に見えてしまいます。

白洲氏のブログによると、L228と228の見分け方はバルブノブの形状とバルブステムにニードル用の穴が有るか無いかと記載されていますが、ky様の情報やこれまでの自分の調べた内容を総合的に考えて想像すると、L228と228の違いはバルブノブの形状やバルブステムの穴が有る無しに関わらず、ジェネレーターにT88が搭載されて販売されていた物がL228。 バルブステムは同じでも、ジェネレーターにQ77又はR55が搭載されて販売されていた物を228と差別化していたのではないかと考えます。 L228がリリースされてから間もなくR55ジェネレーターがリリース、機構的に若干不便さを感じるT88に代わりR55が搭載されるようになり、多くの在庫が残るバルブステムのニードルの穴はそのまま残した状態でいつの間にか228となり、その後ノブの形状も他のクイックライトと同じ形状に統一され、穴の開いたステムの在庫が無くなると不必要になった穴は廃止された。 このような道則を達路ったのではないかと想像します。 本題の「Mode L228には前期と後期が・・・」ですが、 ネット上でL228の写真を数多く調べているうちに、同じL228にも二種類の個体が存在することに気が付きました。 私が確認できた物では、1928年5月までのモデルはバルブボディーとキャップの部分にメッキが施されていて、その後のモデルでは真鍮の無垢の状態であることに気が付きました。

上がメッキされている。 下が真鍮の無垢のまま。

The Terrence Marsh Lantern Galleryに掲載されているL228を見るとどれも バルブボディーとキャップ にメッキらしき跡はなく、私が所有している28/3のL228はメッキがされている。

又、 ebay で出ているL228(カタログには228記載)は28/5でこれもメッキがされている。

しかし、今回手に入れた228にはメッキはされていませんでした。

と言う事は、5月から10月までの間に何らかの理由でメッキが廃止されと考えられます。

ではなぜ廃止になったのか??

単なるアメリカ人のメッキ好きのため、メッキをしたもののコスト削減で廃止 ?

初めはそう思っていましたが、何回も分解組み立てをしているうちに バルブボディーと ブラケットのガソリン道接続部分がわずかな傷でリークしてしまう恐れがあることに気が付きました。

この、 バルブボディーと ブラケット は上の写真に写っている小さなボルトでTの字の鉄板を バルブボディー にあてがい ブラケット に押し付けるだけのためジェネレーターや他のランタンのバルブ本体のようにある程度強い力で締め付けることができず、リークしやすい構造になっています。

ですので、上の写真の バルブボディー の中央に付いているテーパー状のニップルに傷が付きにくくするためメッキがされていた又はニップルのテーパー部の表面を整えるためにとの理由もあったかもしれません。

しかしその後、ブラケット事態にメッキ加工がされていたため バルブボディー のメッキ加工は必要ないと判断されたのではないでしょうか?

なので、L228には前期型と後期型が存在するわけです。

真実はわかりませんが、オールドコールマンランタンはこう言うパーツ一つを取っても色々検証する楽しみがありますからいつまでもあきが来ないですね。

もう一つ面白い違いを発見しました。

それはミキシングチャンバーの裏と表にある刻印と若干の形状。

裏の肩に付けられている7と5の刻印は、おそらく鋳型の中の番号ではないでしょうか?

このサイズの鋳物パーツは一つの鋳型に10個以上を一度に鋳造できるように鋳型を作りますのでその番号ではないかと考えます。

表の4桁の数字は鋳型の番号(部品番号)ではないでしょうか?

いや~ 同じモデルがそろうと何だかんだと思いに老けますな~・・・

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