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238B 4/1952 Made In Canada

L227と一緒に届いた、238Bのレストレーションを少しですが進めています。

タンク内部は、L227と同時に錆取とシーラントを済ませていますので、ニッケルプレートの磨きに入っています。

ベンチレータとカラーとフレームの一部はアルミで出来ている為、ピカピカに磨き上げるよりも当時のアルマイト加工の味を出すためにもほどほどにしようと考えていますが、この個体は何故かアルミの部分の腐食が激しく巣穴があちらこちらに有ります。

この238Bは、カナダコールマン社がベルギー軍用に生産したモデルで、一部は民間用もあるようですが、やはり軍で使用されていた為か、痛みもひどくてそれが反って良い味わいを出していると思います。

タンクのニッケルもかなり傷んでいましたが、過酷な環境で生き残ってきたこのランタンに敬意を表す意味でも、私にできる範囲で精一杯仕上げてやろうと思っています。

又、機能的な所では、プレヒートバーナー部は何度か分解したのか、スムーズに分解クリーニングができましたが、メインバルブとフューエルチューブ先の燃料チェックバルブの部分が、内部に化石化した燃料?と錆などで完全に詰まった状態でしたので、元々何がどのようになっていたのかが皆目見当が付きませんでしたが、クリーニングを進めていくうちに大体の構造が理解できました。

チェックバルブのスプリングの強さや長さ等は、私の想像でチョイスしましたので正しいのかはわかりませんが、問題はチェックバルブに付いていたであろうパッキンがどのような形状で材質は?

と悩みに悩みながらいろいろ試しましたが、今のところスリーボンドのシリコン液体パッキンでいけているようですが、もし問題が発生したらまた別のFIPGなどに変更する予定です。

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