モデル220 Slant Lanternレストレーション中 !!
前回の予告通りモデル220 Slant Lantern を現在レストアしています。
まずは、手元に届いた状態から。
フレームの錆以外はまずまずかと思いきや、タンク内の錆がひどい状態でした。
4日間お酢に漬けてシェイクしたところ、鉛?錫?がコーティングが残っている所は綺麗になりましたが、剝がれてしまっている所はまだまだひどい錆が残っています。
現在、自家製の錆取液で錆取中ですがかなり時間がかかりそうです。
さて、今回から新兵器を導入しました。
手のとどかない処等のクリーニング用に、高周波クリーナーを使ってみました。
まずは、クリーニングが難しいバーナーキャップの網の部分や、チィッブのネジの部分又は内部、バルブステムのネジ部分とクリーニングニードル取り付け穴の小さなネジ部等、手の届かない所がクリーニングできるかを試してみました。
ただ、今回手に入れたクリーナーが家庭用の為、5分間のタイマー設定が最長で出力も眼鏡程度のクリーニング用の為どこまで効果が出るのか・・・
まずは、クリーニング前の状態。
クリーニング液はお酢を水で2倍に薄めた液で。
バーナーキャップの網からいきなり濁った液が出てきます。
5分を5回繰り返した後引き上げた状態です。
特にネジの谷間の部分の汚れがかなり取れていることがわかります。
一番厄介なステムの小さな穴のネジも・・・
完全に綺麗になっていました。
家庭用とはいえ、かなり使えると手応えを感じました。
例えば、インスタントライトのエアーチューブとかジェルれーたー内部とか、クリーニング液を色々試してみれば手の届かない所のクリーニングに使えそうです。
現在も各パーツの磨き上げをしていますが、分解していてこの個体はこれまでめずらしく一度も分解した形跡がなく、クリーニングしていると傷もなくめずらしい状態です。
ただ、フレームの深くまで腐食していた錆の跡が目立ちます。