今年最後のレストレーション。
今年も残すところあと3日になりました。
私は昨日、今年の仕事も終わり今日から休みに入りました。
この日を待ってましたと言わんばかりに、朝からワークベンチに噛り付きっぱなしで、今年最後のレストアになります、 Model L227が完成して点火テストを無事終えました。
L227は、通称ビックハットと呼ばれる大きなベンチレータを持つファーストモデルになります。
このベンチレータは、初期のモデルの特徴でもある広い鍔の部分と二段目に四角い凸がプレスされています。
この四角いプレス凸、いったい何のために付けられているのでしょうか?
はじめはプレスのドロー(絞り)工程で張りを出すためかな・・・とも思いましたが、それにしては下段の数が2ヵ所しかなく効果は薄いと思われ、色々自分なりに考えてみました。
おそらく、ベンチレータの傘が大きいので、フレームからベイルを持ってくるのではなく、ベンチレータの一番外側に2ヵ所ベイルのブラケットを取り付けて吊り下げる予定でいたのではないでしょうか。
又、2段目の3ヵ所の凸はグローブの押さえのスプリングの様な物を取り付けようとしていたのではないかと勝手に想像しました。
そしてベンチレータを固定するボールナットが平らな円盤形状でベンチレータに取り付けられている為、屋外で外してもなくすことはありません。
しかし、この名案もあくる年のL228ではもとのボールナットに戻ってしまいました。
なくす心配もなく合理的で使いやすいんですけどね~
テスト点火の儀式は、これまでのQuick-Lite と何ら変わりなく、Q99を20秒程ライターでプレヒートをしてバルブを開ければスムーズに点火。
リークチェックをしていると、ジェネレーターの取り付け部分からガソリンが沸き上がってきました。
即座にバルブを閉じて消化した後、ジェネレーターの取り付け部分に、グラファイト粘土をほんの少しだけ付けて再点火。
約4時間、問題なく安定して燃焼してくれました。
さて、明日からは今まで家のことは何一つやらずにいたので、大掃除や家の手伝いをしないと怒られてしまいますので、今年はこのL227で一旦おしまいにします。
でも、少しずつですが238B も進んでいますので、暇を見つけては(鬼の目を盗んで)作業を進めていくつもりです。
又、進展がありましたらご報告いたします。